どうも、とんマヨです。大阪で民泊を運営しながら、このブログを書いています。
先日、人生で初めて「勉強会の主催」というものをやってきました。テーマは、AIで民泊の宿泊者名簿を管理する話。
言うときますが、私はエンジニアではありません。プログラミングは1行も書けません。
そんな人間が、スライドの用意からデモ環境の準備まで、ほぼ全部AIに丸投げして勉強会を開いた記録です。
ワイ、今度勉強会を主催するで。講師や、講師。
講師て。とんマヨさん、プログラミングできましたっけ。
一切できひん。せやから準備は全部AIにやらせる。
それを人前で堂々と言うんですか。
🍳 きっかけは「それ、見せて」の一言やった
私は民泊の宿泊者名簿の管理を、自作アプリで回しています。
作ったのはAIツールのClaude Code。私がやったのは「こういうのが欲しい」と日本語でお願いしただけです。パスポート画像の保存を自動化した話は過去記事にも書きました。
その話を、所属してるコミュニティの集まりでポロッとしたんです。そしたら返ってきたのが「それ、見せてほしい」「やり方教えて」の声。
断る理由を探したんですが、見つかりませんでした。
気づいたら、大阪市内の会議スペースを押さえて、定員5名の小さな勉強会を主催することになってました。参加条件は「ノートPC持参」。無料です。
ここから当日までの準備が、なかなかの騒動でした。
🖥 準備①:スライドはパワポやなくAIに作らせた
勉強会といえばスライドです。世間ではPowerPointで作るらしいですね。
私はパワポが使えません。威張ることではないんですが、持ってすらいません。
そこでAIに「勉強会のスライド作って」と頼んだら、HTMLファイル1枚のスライド17枚組が出てきました。
HTMLって何ですの。
ワイもよう分かってへん。「ブラウザで開ける書類」くらいの認識や。
その認識のまま17枚も作ったんですか。
作ったのはAIやからな。ワイは「ここの字デカくして」て言うただけや。
このスライド、ダブルクリックで開いて、矢印キーでページ送り、Fキーで全画面。プロジェクターに映したら、見た目はもう普通のプレゼンです。
何よりありがたかったのが修正です。「一人称を統一して」「この言い回し直して」と言えば、17枚まとめて直る。
1枚ずつポチポチ直す作業、この世に存在せんでよかったんですね。
🎭 準備②:一番の難関は「本物のゲスト情報を出さない」こと
実は、スライドより悩んだことがあります。
民泊の管理画面には、本物のゲストの名前・国籍・パスポート情報が並んでます。宿泊者名簿は法律で作成が義務付けられてる、いわば個人情報の塊です。
これをそのままスクリーンに映すのは、ホストとして絶対にアウト。
最初は「見せられる画面だけ見せよう」と考えました。でもこういう事故は「うっかり」で起きるんですよね。デモ中に1回タブを間違えたら終わりです。
そこでAIに相談して出た結論がこれ。
本物のデータを隠すんやなく、最初から丸ごと偽物に入れ替える。
ボタンを1つ押すと、画面の中身が架空のゲスト16組のダミーデータに切り替わる「デモモード」を作ってもらいました。名簿も売上も経費も全部ダミー。デモ中は本物のデータが画面に出る経路そのものがありません。
「隠す」やなくて「入れ替える」なんですね。
せや。隠すのは忘れるけど、最初から偽物なら忘れようがないやろ。
たまに賢いこと言いますね。どうせAIの受け売りでしょうけど。
なんで分かったんや。
個人情報を扱う仕事の人が、人前で自分のツールを見せるとき。この「デモ用ダミーデータを最初に作る」は、ほんまにおすすめです。
🙅 反論:素人が教える側に立つとか、おこがましくない?
——と、ここまで読んで思ってる人、おるはずです。
「プログラミングもできん素人が、人に教える側に立ってええんか?」
正直に言うと、私も開催の直前までそう思ってました。夜中にちょっと考え込んだくらいです。
で、出した答えはこうです。教えへん。一緒に手を動かすだけ。
形式は「ハンズオン」というやつにしました。
その「ハンズオン」がもう分かりません。置いていかないでください。
すまん、ワイも直前までよう分かってへんかった。AIに聞いたら「全員が自分のパソコンで実際に手を動かす形式」のことやて。
主催者が直前までふわっとしてたの、なかなか怖いですよ。
むしろ、詳しい人が講師をやると起きがちな事故があります。詳しい人は「分からん人がどこで詰まるか」が分からんのです。
その点、私は全部の詰まりポイントを体で覚えてます。全部自分が詰まったところやからです。胸を張るところではないんですが、これが素人主催の唯一にして最大の強みでした。
あと、準備で効いたのがこの2つ。
- 初期設定系の宿題を事前配布——環境構築を当日やると、それだけで時間が全部溶けます。「これをAIに貼り付けたら設定が終わる」という指示文を3本、事前に渡しておきました
- 約束事を最初に決める——個人情報をその場で持ち込まない、作ったものは自己責任で使う。楽しい会ほど、線引きは先に引いとくべきです
💻 当日:予想してへんかったもんが一番ウケた
当日は、朝からしっかり緊張してました。
始まってみれば、心配は無用でした。デモは無事に動き、参加者のPCでも一歩ずつ形になっていく。
誰かの画面で最初の自動化が動いた瞬間の「おおー!」は、主催者だけが味わえるご褒美ですね。キタ━━(゚∀゚)━━!! て心の中で叫んでました。
ほんで、ここからが予想外です。
一番ウケたのは、本題の民泊名簿管理やありませんでした。おまけで見せた、自作の家計簿アプリです。
考えたら当たり前なんですよね。民泊をやってる人より、家計を管理したい人のほうが圧倒的に多い。
人が食いつくのは「すごいもん」やなくて「自分の生活に近いもん」。これは発信をやってる人間として、かなり大きい学びでした。
🎁 主催して分かった3つのこと
初主催を終えて、分かったことが3つあります。
①一番勉強になったのは、主催者の私でした。
人に見せる前提で自分の仕組みを点検したら、危ないところがいくつも見つかりました。バックアップの穴に気づいた話は別の記事に書いた通りです。
人に見せるとなった途端、自分のアラが全部見える。これは開催してみんと分からん効果でした。
②「分からん」を声に出せる場は、それだけで価値がある。
少人数のハンズオンやと、「ここ分からん」が言いやすい。ネットで調べても解決せんかったことが、隣の人の一言で解決したりします。
③準備の9割はAIがやった。私がやったのは「当日しゃべる」だけ。
スライド17枚、配布した指示文、デモ用のダミーデータ。全部AI製です。
勉強会の主催が大変やったのは、たぶんパワポと戦ってた時代の話です。準備のハードルは、もう別次元まで下がってます。
📌 まとめ:迷ってるなら、開いたほうがええ
- 非エンジニアでも勉強会は主催できる。教えるんやなく一緒に手を動かすだけでええ
- スライドもデモ環境も、準備の9割はAIに丸投げできる時代になってる
- 個人情報が画面に出る人は、デモ用ダミーデータを最初に作る。隠すな、入れ替えろ
- 詰まった経験の数だけ、素人には教える資格がある
- 一番学ぶのは主催者本人
「それ、見せて」と言われたら、それはもう開催のサインです。私にできたんやから、あなたにもできます。
ほんで、次回もやるんですか。
リクエスト来たらな。次はレーザーポインターをビシッと使いたいわ。
中身より先に道具から入るの、やめたほうがいいですよ。
形から入るのがワイのスタイルや。




