どうも、とんマヨです。大阪で民泊を運営しながら、このブログを書いています。
最近、ワイみたいなプログラムを1行も書けん人間が、AIに手伝ってもらって自分用のアプリを作る、というのが普通になってきました。ワイも3つ動かしてます。
で、そのアプリが先日、パソコンが壊れた瞬間に全部消える状態やと発覚しました。同じことをやってる人、けっこうな確率で同じ状態やと思います。今日はその話です。

ワイのアプリはな、ちゃんとインターネットで動いとるんや。スマホからも見れる。もう完成やな。

ほな聞くけど、そのアプリの中身って、どこに置いてあるん?

どこって……インターネットやろ。動いとるんやから。

それ、いちばん危ないやつや。
📱 きっかけは「スマホでメニューが出えへん」
ことの始まりは、しょうもない一言でした。ワイが自作の家計簿アプリをスマホで開いて、「あれ、上のメニューが出えへんな」と言うたんです。
で、AI(Claude Code。ワイは「クロコ」と呼んでます)に調べてもらったら、メニューはちゃんと作ってあった。スマホやと「☰」のボタンを押せば出てくる、と。なんや、ワイが押してへんだけかい、で終わる話でした。
……終わるはずでした。ところがクロコが、ついでにアプリの中身を覗いて、こう言うたんです。
「このアプリ、どこにも保存されてません。このMacが壊れたら、全部消えます」
認めたくないものだな。自分自身の、思い込みゆえの過ちというものを。
🤖 エンジニアやないワイが、アプリを3つ持ってる
前提を先に説明させてください。ワイはエンジニアやありません。それでもAIに指示して、仕事用のアプリを3つ動かしてます。
| アプリ | 中身 | 作り始め |
|---|---|---|
| 民泊の管理ダッシュボード | 宿泊者名簿・売上・経費・清掃カレンダー | 約2ヶ月前 |
| 家計簿アプリ | 資産・支出・保険・老後の生活設計シミュレーション | 約1ヶ月半前 |
| このブログ | 記事の入れもの | 約2ヶ月半前 |
AIと組んで、まだ3ヶ月ほどです。プログラムを1行も書けん人間が、3ヶ月でこれだけ持てるようになった。それ自体は、ほんまにすごい時代やと思います。
でも、そこに落とし穴がありました。
たった3ヶ月でここまで作れる時代になったのに、守り方の知識が追いついてへん。
今日の話は、要するにこれです。作るほうはAIが爆速で連れてってくれる。でも「壊れたらどうすんの」の部分は、誰も教えてくれへんまま置き去りになってました。
🏦 そもそもGitHubって何やねん、という話
ここで「GitHub(ギットハブ)」という名前が出てきます。使うてへん人のほうが多いと思うので、先に説明します。

GitHubって、エンジニアが小難しい話しとるとこやろ? ワイには関係ないわ。

ちゃう。ネット上の、鍵付きの金庫や。それ以上でも以下でもない。

金庫? 貸金庫みたいな?

そう。アプリの設計図の控えを預けとくとこ。家が火事になっても、金庫に入れてある書類は無事やろ。それと同じ。
これだけです。GitHub=アプリの設計図を預けとく、ネット上の鍵付き金庫。無料で使えます。
とんマヨさんの頭の中を整理すると、こういう対応です。

ポイントは2つあります。
1つは、「机の上」と「引き出し」は、どっちも同じMacの中やということ。書類を引き出しに整理してしまっても、机ごと燃えたら一緒に燃えます。整理と、金庫に預けるのは、別の話です。
もう1つは、金庫に入るのは「控え」やということ。原本は机に残ったままです。預けたからといって、手元から無くなるわけやありません。
で、ここからが大事なんですが、ワイはずっとこう思ってました。
「インターネットに反映した(=デプロイした)=もう保存されとる」
これが間違いでした。デプロイっていうのは、設計図から作ったコピーを、ネットに送り込んで動かす作業です。さっきの図でいう「印刷した紙」がこれ。設計図の原本そのものは、机に置きっぱなしのままなんです。

え、待って。インターネットで動いてるんやから、インターネットに保存されてるんちゃうの?

動いてるのはコピーや。原本が消えたら、次の修正がもうでけへん。
😱 ワイのアプリ、どうなってたか
ほんで、クロコに全部調べてもらったら、ワイの穴は1個やなくて3つありました。絵にすると、こういう状態です。
金庫への矢印が、まるごと無い。順番に、コントで説明します。
穴その1:そもそも保存ボタンを押してへんかった

まず家計簿アプリな。保険のページも、老後の年表も、スマホのメニューも、ぜんぶ保存ボタン押してへんかったで。

え、でも動いとるやん!

Wordで書類作って、印刷だけして、保存せんとパソコン閉じるようなもんや。紙は手元にある。でも次に直せへん。
最後にちゃんと保存したのが6月21日。つまり3週間半ぶんの作業が、宙ぶらりんのままでした。
穴その2:直したのに、保存してへんかった

次はダッシュボードや。この前セキュリティの穴を塞いだやろ。あれ、ネットには反映しとるけど保存はしてへん。

え? それってどういうこと? ちゃんと直ったやん、ワイ見たもん。

直った紙は出てる。でも直した設計図が、机の上に置きっぱなしなんや。

置きっぱなしでも、直っとるならええやん。

ほな次に設計図から刷り直したら、どうなる? 直す前の設計図から刷ることになるやろ。

……あ。塞いだ穴が、また開くってこと?

そういうこっちゃ。
穴その3:保存はしてた。でも、金庫が無かった

ほなダッシュボードは? あっちはワイ、ちゃんと保存ボタン押しとったで。12回も。えらいやろ。

……その保存した書類、どこに置いてある?

Macの中の引き出しやろ。ちゃんと整理して入れてあるわ。

それ、金庫やなくてただの引き出しや。 家ごと燃えたら、整理してようがしてまいが一緒に燃える。

…………あ。
ここがいちばん怖かったとこです。ワイは「保存した=バックアップした」やと思い込んでました。でも実際は、保存はMacの中の話でしかなくて、ネット上の金庫に預けて初めてバックアップになる。この2つ、完全に別物やったんです。
しかもダッシュボードは民泊の商売道具です。宿泊者名簿も売上も入ってる。それが2ヶ月ぶん、まるごとMac1台に乗ってた。
🙏 ワイが言うたのは「なんとかして」だけ
で、この3つの穴を塞ぐのに、ワイがやったことを正直に書きます。
ワイがクロコに言うたのは、ほぼこれだけです。
「なんとかして」
あとは全部クロコが誘導してくれました。しかも、ワイが気づいてへんかったポイントを向こうから2回、先回りして潰してくれたんです。
先回り1:緑のボタンを押す寸前で止められた
金庫を作る作業だけは、ワイがGitHubの画面でポチポチやる必要がありました。で、その画面のスクショをクロコに送ったら、こう返ってきたんです。
「ストップ。まだ緑の『作成』ボタンを押さんといて。いまの設定、Public(世界中の誰でも中身を見れる)になってます」
これ、地味に恐ろしい話でした。GitHubの金庫を作る画面は、初期設定が「Public=公開」になってるんです。ワイは何も考えずに緑のボタンを押すとこでした。もし押してたら、宿泊者名簿を扱うプログラムが、そのまま世界中に公開されてたことになります。

ワイ、あのまま押しとったな……。

せやから先にクロコに画面見せたんやろ。それが正解や。
ついでに言うと、名前の入力欄にも余計なスペースが入っててズレてました。それも指摘されました。ワイの手入力、信用ならんな。
先回り2:頼んでへんのに、中身を全部検査してくれた
これがワイは一番ありがたかった。クロコがワイが頼んでもないのに、金庫に預ける前にこう言うたんです。
「預ける前に、パスワードや家族の個人情報が混ざってへんか全部チェックします。ここでミスると取り返しつかんので」
で、プログラム全部を検査した結果はシロ。パスワードの類は1個もプログラムに直接書かれてなくて、全部ちゃんと外から読み込む作りになってた。家計簿の生データも、ゲストの個人情報も、混ざってへんかった。
これ、ワイが偉いんやなくて、最初にクロコに「絶対にやったらアカンこと」をルールとして渡してあったのが効いてます。「パスワードはコードに直接書かない」「個人情報は預けない」って。3ヶ月前のワイ、よう書いといたな。

ワイの手柄やん。

ルール書いたのは3ヶ月前の自分や。今の自分は「なんとかして」しか言うてへん。
作業そのものは、正味10分で終わりました。
🔍 なんで、ずっと気づかんかったか
で、いちばん考えてまうのがここです。なんで気づかんかったんか。
答えは単純で、動いてたからです。
毎日アプリを開いたら、ちゃんと動く。数字も出る。スマホからも見れる。エラーも出えへん。不都合が1ミリも起きひん。だから疑う理由がどこにもなかった。
これ、実は最近まったく同じ構造の失敗をやらかしてます。カーシェアの月額基本料を、乗ってへんのに払い続けてた話です。あれも「毎月ちゃんと引き落としが成立してる」から、何も問題が起きひんかった。問題が起きひんから、気づかんかった。
世の中の怖いリスクって、たぶん2種類あるんです。
- うるさいリスク:エラーが出る、電話が鳴る、赤字になる。イヤやけど、気づける
- 静かなリスク:何も起きひん。何も起きひんまま、ある日いきなり全部持っていかれる
カーシェアの880円も、消えるアプリも、後者でした。静かなリスクは、自分では気づけん。だから外から定期的に見てもらうしかない。ワイの場合は、それがAIやったというだけの話です。
⚠️ 「GitHubなんか使ってへん」という人へ
ここまで読んで、「そもそもGitHubなんか登録してへんし」と思った人。その人がいちばん危ないです。
ワイの穴の3つ目を思い出してください。あれは「保存はしてたけど、金庫が無かった」という状態でした。GitHubを使ってへんということは、最初から金庫が1個も無いということです。つまり、あなたのアプリはいま、そのパソコン1台に全部乗ってます。
とくに、その自作アプリを仕事で使ってる人。お客さんの情報が入ってる人。ワイと同じ状態やと、パソコンが1台壊れただけで商売道具がまるごと消えます。
やることは、これだけです。AIにこう聞いてください。
「このアプリ、いまバックアップはどうなってる? このパソコンが壊れたら消える状態やない?
もし危ないなら、非エンジニアにも分かるように説明して、直すとこまで誘導して。」
「GitHub」という単語すら知らんでええです。この聞き方で、必要なら向こうが金庫の作り方から教えてくれます。ワイもそうでした。
金庫を作るときに「Private(非公開)」を選ぶことだけ、絶対に忘れんといてください。初期設定は「公開」です。ここだけはAIやなく自分の目で見る。
📝 まとめ
まとめます。
- 「本番で動いてる」は「保存されてる」やない。動いてるのはコピーで、原本はパソコンの中にしかない
- ワイの穴は3つ。いちばん深いのは「保存はしてたけど、預ける金庫が無かった」。保存とバックアップは別物やった
- 気づけんかった理由は「動いてたから」。静かなリスクは、自分では絶対に気づけん
- 直すのは10分。ワイが言うたのは「なんとかして」だけで、あとはAIが全部誘導してくれた
結論:AIに作らせたアプリは、AIに定期的に点検させろ。
たった3ヶ月で、非エンジニアがアプリを持てる時代になりました。でも「動いてるから安心」という感覚だけは、この世界では通用せんかった。作るのを手伝ってもらえるなら、守るのも手伝ってもらったらええ。聞くのはタダです。

3週間半ぶんの作業が消える寸前やったんやで。

せやのに、まだ「なんとかして」で乗り切る気やろ。

AI先生、これからもよろしくお願いしますやで。
ほな、また。




