どうも、とんマヨです。関西で民泊を運営しながら、このブログを書いています。
うちの宿は、Airbnbと Booking.com の2か所に載せています。Airbnbのほうは、秋から冬にかけてぽつぽつ予約が入っています。
問題は Booking.com のほうです。この30日、予約が1件も入っていません。
ゼロて。ワイの宿、Booking.comではおらんことになっとるんか?
ちゃんと載ってます。載ってて、ゼロです。
よっしゃ、ほな値下げや。3人までなら安なる「人数割り」入れたろ。
その前に、どこで落ちとるかを見ましょう。値段が原因とは限りません。
📉 予約ゼロ。最初に思いついたのは値下げ
予約が来ないとなると、わたしが真っ先に考えるのは値下げです。
考えたのは「人数割り」です。うちは一軒まるごと貸しなので、値段は大人数を前提にしています。2〜3人で検索した人から見ると、割高に見えるかもしれません。それなら、少ない人数のときは段階的に安くしよう、という発想です。
ただ、その日の朝、Booking.com の管理画面にある「ランキング・ダッシュボード」を開いてみました。検索に出た回数、ページを見られた回数、予約された回数が、同じ地域の似た宿と比べて並んでいる画面です。
結局、人数割りは入れませんでした。ランキング・ダッシュボードの数字を見て、原因は値段ではないと判断したからです。
📊 管理画面の数字を並べてみた
過去30日の数字です(Booking.com の管理画面より。比較相手は、自分で登録した近くの似た宿10軒です)。
| 項目 | うちの宿 | 比較相手と比べて |
|---|---|---|
| 検索結果に出た回数 | 1,204回 | −87% |
| ページを見られた回数 | 102回 | −77% |
| クリック率 | 8.47% | +83%(相手は4.63%) |
| 予約 | 0件 | −100% |
| 検索されたときに空いていた割合 | 12.5% | −68% |
いちばん大きいのは「検索に出てこない」でした。出てきたときは、むしろ比較相手よりクリックされています。

👀 見てもらえたら、ちゃんとクリックされとった
クリック率8.47%は、比較相手の約1.8倍です。検索結果で写真と値段を見た人が、ほかの宿より多くうちのページを開いています。
もし値段が高すぎるなら、ここが低く出るはずです。一覧で値段を見た時点で、候補から外されるからです。
え、ほなワイの写真と値段、けっこうイケとるってこと?
入口まではイケてます。入口にたどり着く人が少ないだけです。
もちろん、ページを見た102回のうち予約はゼロなので、ページの中にも改善の余地はあります。ただ、30日で100回ちょっとの閲覧では、予約が0件か1件かは、ほとんど運の範囲です。写真や説明文を書き直すのは、見てもらえる回数が増えてからにします。
🏠 出てこない一番の理由は「空いてない」
では、なぜ検索に出てこないのか。わたしの読みでは、一番の理由は「そもそも空いていない」です。
「検索されたときに空いていた割合」は12.5%。比較相手の3分の1以下です。Booking.com で誰かが日付を入れて検索しても、その日はもう Airbnb の予約で埋まっている。埋まっている宿は、検索結果に出ようがありません。
実際、10月と11月はほとんど埋まっていて、Booking.com で売れる日は数えるほどしか残っていませんでした。
なんや、ほな売れすぎて Booking.com に回ってへんだけか。ワイ天才やん。
天才は Airbnb です。
「Booking.com で予約ゼロ」の半分くらいは、Airbnb で先に売れていたせいでした。

💸 ここで人数割りを足すと、何が起きるか
それでも、空いている日はあります。そこを取りにいくために人数割りを足すと、どうなるか。計算してみました。
うちの Booking.com には、すでにいくつかの割引が入っています。10月からは期間限定のセール(20%引き)が始まり、スマホからの予約(10%引き)と、特定の国からの予約(10%引き)の割引も重なります。条件がそろうと、合わせて約35%引きです。
| 割引 | 割引率 | 1泊の値段 | 元の値段からの割引 |
|---|---|---|---|
| 元の値段 | — | 9,500円 | — |
| 期間限定セール(10月〜) | 20%引き | 7,600円 | 20% |
| スマホからの予約 | 10%引き | 6,840円 | 28% |
| 特定の国からの予約 | 10%引き | 約6,150円 | 約35% |
| 人数割り(足そうとしていたもの) | 20%引き | 約4,920円 | 約48% |
割引は、前の割引が引かれたあとの値段にかかります。20%+10%+10%で40%引き、にはなりません。
1泊5,000円を切ります。ここから予約サイトの手数料が引かれ、光熱費や消耗品もかかります。一軒まるごと貸しで、この値段はさすがに苦しい。
しかも、今 Booking.com で売れる日として残っているのは、年末年始の高い日が中心です。一番強く売れる日に、わざわざ割引を上乗せすることになります。
割引って、足し算やなくて掛け算で効いてくるんか……。
はい。しかも、どれとどれが重なるのか、管理画面を見ても分かりにくいんです。
足す前に、今いくつ割引が重なっているかをAIに確認させました。Booking.com の値引きは複雑怪奇で、わたしは何度も事故(想定外の安値での販売)を起こしてきました。こういう計算はAIの得意分野です。
🤔 それでも値下げして露出を取るべき?
反論も考えておきます。「予約サイトは実績を見て順位を上げる。赤字覚悟でも予約を取って、レビューを貯めるべきでは?」という考え方です。
実際、予約サイトの順位は予約の数やレビューにも左右されるので、立ち上げの時期に安く出してレビューを取りにいく人は多いです。
ただ、うちは見送りました。空いている日が少ないので、値下げで取れても数泊です。そのために割引の設定を増やせば、あとで戻し忘れます。わたしは戻し忘れます。
それに、ページを開いてもらう割合は比較相手の1.8倍ありました。値段で外されているわけではないので、値段を下げても検索に出る回数は1回も増えません。
🧭 代わりにやること
値下げの代わりに試すのは、Booking.com の「ビジビリティ・ブースター」です。
決めた日だけ、Booking.com に払う手数料の率を上げる仕組みです。上げた分、その日の検索結果で上のほうに出やすくなります。国を指定して、その国から探している人にだけ効かせることもできます。
ブースター自体は値段を変えません。ただ、手数料が12%から20%に上がるので、そのままだと手元に残る額が減ります。そこで、ブースターをかけた日だけ Booking.com の値段を10%上げて、手元に残る額をそろえました。上乗せした手数料は、予約が入ったときにだけかかります。
かけたのは、Booking.com で売れる日として残っていた27日分です(10月の連休と週末、12月後半から年末年始、1月上旬)。10月中旬に、検索に出た回数が増えたかを同じ画面で確かめます。
ほな空いとる日だけ、手数料を上乗せして前に出してもらう、と。
はい。上乗せした分は、その日の値段に10%乗せてあります。
📌 まとめ:値下げの前に、どこで落ちとるかを見る
- 予約ゼロでも、まず「出てこない」「見られない」「予約されない」のどこで落ちているかを分けて見る
- 今回は、見られたときの反応は良く、検索に出る回数が少ないのが原因だった。その多くは、別の予約サイトで先に埋まっていたから
- 割引は掛け算で重なる。足す前に、今いくつ重なっているかをAIに確認させる
人数割りは入れず、Booking.com の割引設定もそのままにしています。
ワイ、今回は値下げボタンを押さへんかった。成長したやろ。
押そうとしてたのは覚えてます。
それは忘れてください。



